年商3億円の中古車販売業。
不況の影響で近隣の大型企業の撤退や工場の閉鎖があり、人口減少に悩む町。中古車販売も落ち込んでいた。
長期借入金と短期借入金の組み合わせ方が悪く、営業赤字で資金量出する中でさらに資金繰りが悪化。
月商の25%に相当する現金が足りないという事態になり、この支払いまであと1週間というタイミングでのご相談だった。
喫緊の資金繰り確保のためにリスケジュールを行い、止血したものの営業改善のために残された時間は短く、2店舗中1店舗を閉鎖。
残りの1店舗に在庫を集約し商品構成も見直した。
また事実上無店舗で運営できる輸出事業を強化し新たな輸出ルートも確保。
実店舗ではサービスにも力を入れ再生を果たしたが、ここまでを3ヶ月で完了させなければならず、やむなく従業員も2名解雇せざるを得なくなった。
時間的にもう少し猶予があればもっと良い手段がいろいろあった事例である。