創業100年を超える老舗の卸売業を営む企業。
地元の名家であり多くの不動産を所有する。
弊社に問い合わせいただく2年ほど前に大きな受取手形の不渡りを受けた。
不渡りを受けた3日後には自社振出の仕入資金の手形の決済日が迫っており、銀行では間に合わず止む無くノンバンクに不動産を担保に資金の借入を行った(約5千万円)。
しかし、これと併せてその決算期の赤字がメイン銀行の心証を悪くした。
銀行借り入れを順調に返済し折り返しの運転資金の融資を依頼するも、つれない返事。
社長自身2年間色々な施策を試みるもノンバンクの返済が出来ず、高利の利息を支払う内に商売の運転資金が目減りし、高利のお金を借りていた事による弊害が顕在化月末資金のショートが頻発し、弊社に資金調達のコンサルティングを依頼。
クライアントだけで資金調達を行えなかった理由
・ほぼ全ての不動産をノンバンクの抵当に入れており、登記簿を見られただけでノンバンクからの借入が銀行にわかる状態。
・銀行及び信用金庫などはノンバンクからの借換資金を融資しないという大前提。
弊社ではこのような資金調達が難しい案件でもスキームの構築から投資家との折衝及び銀行員との交渉のアドバイスを行い、実質的なノンバンクから銀行への借換と新規運転資金の獲得をサポート、資金調達の成功と併せて事業の抜本的なコスト構造の改革を図りクライアントの再成長を促しました。
上記案件の成果
・ノンバンクからの借入を全額返済。
・銀行2行から5千万円づつ、投資家3,500万円ブリッジ資金の合計1億3500万円を調達。(内5千万円はノンバンクの返済にまわるので、新規運転資金が5千万円)
備考
・プロジェクト期間:約120時間